意味がわかると怖い話1484 「おばけクワガタ」
子供の頃、おばけクワガタを見た事を思い出した。 小学校の裏手の坂を上った先に、地元の小学生の間で「クワガタの森」と呼ばれる森があった。 夏休みになるとこぞってそこで虫捕りに興じ、互いに大きさを競い合う。自分もその内の一人だ。 懐中電灯を片手に、仕掛けておいた罠の様子を見に夜明け前の森を進んでいく。 少し歩いたところで異様な臭気を感じ、誰ぞ野糞でもしたかと小学生ならではの好奇心で獣道を外れると...
View Article《解説編》意味がわかると怖い話1484 「おばけクワガタ」
おばけクワガタの正体は、真っ黒に焦げた人間の焼死体(2人分が積まれている) 暗闇の中、気が動転した子供は、黒い塊から手足が伸びているのを見てクワガタと勘違いした 幽霊はこの人たちの霊、火の玉はこの殺人を行った犯人のライター等の火 学校は警察から凶悪犯潜伏の連絡を受けてオブラートに包んで子供達を遠ざけた 死体がすぐになくなっているので犯人は語り手に目撃されたことに気付いていたのかもしれない
View Article意味がわかると怖い話1485 「こだわり」
私のクラスにはSという美人がいる。 黒のストレートヘアーが彼女のこだわりで髪質もしっかりしていて 抜け毛もなし、いつもさらさら。枝毛・切れ毛の類もなし。 うらやましいがそんな彼女だけに嫉妬するやからもいる。 素行の悪いTだ、いつもSに絡んでくるがSはスルーしていた。 事件は三日後におきた。Sの彼氏のNがTの彼氏のKに暴力を振るわれて ボコボコにされたのだ。 Kは停学になった。...
View Article《解説編》意味がわかると怖い話1485 「こだわり」
髪の毛には結構な強度がある事を利用している。SはTがKを使ってNに暴力を振るったのを知って、髪を編んで(縛りやすいように二つおさげ)ロープのようにTを絞殺した、抜け毛も無く枝毛・切れ毛も無いなら証拠も残らない、まだ髪をストレートに戻さないのは今度のターゲットKのため。 Sが髪の毛を元に戻さないのは、編みこんだから跡が残っているから。ストレートに戻して殺した後また癖づいていたらさすがにばれてしまう。...
View Article意味がわかると怖い話1486 「画期的な薬」
ある化学者が画期的な薬を作り出した。 それは「麻薬・覚醒剤の類を浄化する」薬で、脳の活性化も促す。 その効能の凄さに医学や化学に携わるものは、この薬の処方箋や原料を 知りたがったが化学者は一切そのことは外部に漏らさなかった。 「先生、原料が来ました」 「ご苦労、血清と同じなんだよ、様は」 「そう、ヘビの毒を受けたものが身体で抗体を作るように」 「それを考えれば原料なんて簡単に分かるはずなんだがな」...
View Articleエルク - elk 3Dラテアート&チョコナッツとバナナブリュレのパンケーキ
この前、昼下がりに行った時に注文するも「80分待ちです」と言われてしまった心斎橋のカフェ「エルク -...
View Article1000000人のキャンドルナイト2014 西梅田ナイト開催ちゅう~
夕方小雨降ってたし、てっきり晴れ予報の明日に順延やと油断してたら強行開催ちゅう~実は西梅田ナイトは初参戦やねんけど、こっちの方が規模も遥かに大きいしステキやってんなぁ。デジイチいおすくん忘れたけど、
View Article《解説編》意味がわかると怖い話1486 「画期的な薬」
『ヘビの毒を受けたものが身体で抗体を作るように』この喩えを置き換えると画期的な薬の原料は「麻薬中毒者の血液」 つまりジャンキーを殺して、その血液で血清を作っている。
View Article意味がわかると怖い話1487 「紫陽花」
真由美の家には綺麗な庭があり、いつも赤い色の紫陽花が梅雨時には 庭に彩りを添えている。 この紫陽花は昔から植えられているもので色が変わったことは無いそうだ。 「珍しいわね」「そう?」 肥料が変われば色もすぐに青くなるのに。 「そういえば真由美のお父さんとお母さんとお兄さんどうしたの?」 「旅行」「あんたを置いて!?」 「私、あんまり遠出好きじゃないし」電話がなった。...
View Article《解説編》意味がわかると怖い話1487 「紫陽花」
そのまま埋めれば腐って何らかの要素で色が変わってしまうので死体を燃やし、灰にして撒いた。でも土壌がアルカリ性になって、とかで変化しないのかな~?
View Article意味がわかると怖い話1488 「成長」
待望の赤ちゃんが生まれたときの夫の喜びようは凄かった。 「大きくなるんだよ、大きくなるんだよ」 「やーねー、そんなに早く成長するわけ無いじゃないの」 「大きくなったこの子が見たいんだよ」 しばらくして・・・。 「こんなつもりじゃなかったのにな・・・。」 「お医者さんに相談してみる?」 「無理だろ・・・。」
View Article意味がわかると怖い話1489 「臨月」
「どうだ、様子は?」 「まもなくです!」 「いっそ、帝王切開のほうがいいと思われます」 「しかし切開の時に中の奴まで切ってしまえば」 「確かに死ぬ確立は高いですが、惨たらしい結果を迎えるよりははいっそ・・・」 「そうだな、ドクターの英断に任せよう」 はるか未来の宇宙船の中での話・・・・。
View Article夕暮れどきの雨宿り
曇り時々晴れの予報に騙されて、たぁ~ぼくんで一日まあまあの遠出をしていたら何度も、何度も、にわか雨に遭った。だいたい15分~30分くらいで上がるので、正ににわか雨なんだけどかなり強い降りだった。これは最後の、本日4回目の雨宿りもう夜の7時近く、毛馬淀川河川敷の橋の下。さすがに物悲しくなってきて、小止みになるのを待って、事務所まで走り抜けた。
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