$ 0 0 ある化学者が画期的な薬を作り出した。 それは「麻薬・覚醒剤の類を浄化する」薬で、脳の活性化も促す。 その効能の凄さに医学や化学に携わるものは、この薬の処方箋や原料を 知りたがったが化学者は一切そのことは外部に漏らさなかった。 「先生、原料が来ました」 「ご苦労、血清と同じなんだよ、様は」 「そう、ヘビの毒を受けたものが身体で抗体を作るように」 「それを考えれば原料なんて簡単に分かるはずなんだがな」 「でも、それをいったら・・・・」「そうだな」