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坂の上の雲 第12回 「二〇三高地」 本当に203高地攻略は必要だったのか?

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♪おしえて~下さい~

本当に203高地攻略は戦略上必要だったのか?
二十八糎砲投入は効果があったのか?
児玉源太郎が第三軍を生き返らせたのか?

等々、議論の分かれる処である。

その根本的な問題として、前回も提起した
「乃木希典 無能論」の真偽である。

この無能論は司馬遼太郎がでっちあげたもので
「坂の上の雲」以前には、そのような説は無かった(少なかった)
という、福田先輩を「不勉強」「悪者」としたもの。

しかし、きっどさんは福田先輩を
桂米朝師匠だと考えている、
すっかり忘れ去れていた「地獄八景亡者戯」を
自らの手で幾分アレンジを加え現代に蘇らせ
上方落語屈指の大ネタと仕立てあげたような。

当時、「乃木更迭論」は世論からも起こっていた事は確かだし、
陸軍内部でも検討された。

ただ、結果的に日露戦争において日本が有利に停戦出来た事と、
明治天皇に殉死した事実から
「軍神」と祀り上げられ、
第二次大戦下、軍部はそれを最大限利用した事により、
その結果「乃木無能論」は消し去られてしまった。

その事実は掘り起こしたのが
司馬遼太郎こと、福田先輩であると。

記紀が、藤原不比等主導の下に編纂された事により
蘇我馬子らの業績は消し去れ、完全な悪者にされたのと逆パターン。
1300年前の記紀の改竄は、もう立証しようも無いけど、
100年前(執筆当時ならもっと最近)なら解明、少なくとも推認出来た筈。

枝葉にみと突いて、司馬史観その物を否定するなら
まずは「司馬遼太郎記念館」を訪れて、
『二十一世紀に生きる君たちへ』
を読むべし!


ペタしてね


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