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〔NHK大河ドラマ〕平清盛 第8回「宋銭と内大臣」感想 宋銭の輸入を独占した清盛

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なんやかや文句を言いながら、だんだんと「平清盛」に嵌まってきた。
時代背景や人間関係のややこしい時代なんだけど、
その説明の仕方がなかなか巧い。

今日の題名となっている
『宋銭』

日本では古代より和同開珎や富本銭といった貨幣を鋳造していたが
実は十世紀半ばには製造を止めているのであるな。
だから平安後期には貨幣経済で無くなっていた。
それが、ちょうどこの時代より中国の宋銭を輸入する事によって、
日本は再び貨幣経済が復活する。
その宋銭の輸入を独占したのが平清盛。
つまり、清盛が現代で言う日本銀行を押さえた事となるんですな。
これが平氏が天下を獲れた大きな一因なのである。

もうひとつの
『内大臣』

山本耕史演じる「鬼の副長」
もとい「日本一の大学者」藤原頼長。
本当ならK2堀部演じる忠通が長男で跡継ぎなんだけど
父親の國村隼演じる忠実が頼長を溺愛する余り
「弟の頼長に関白を譲れ」と無茶と言って
堀部が拒否すると、勘当してしまって
「氏の長者」を山本耕史に与えてしまうんですな。
この辺りの確執が後の「保元の乱」に繋がっていく。

粛清と政治改革を断行した藤原頼長と宋銭を
放送終盤に巧妙にリンクさせる。

そして保元の乱において
藤原頼長&崇徳院のタッグチームを
清盛たちが打ち破る、
それはもう少し先のお話。


ペタしてね


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