三連休中に移動の電車の中で読み切った。
523ページだけど、ただただ高杉良が嫌いな
竹中平蔵ー木村剛ー江上剛
ラインをボロクソにこき下ろしているだけの薄っぺらな内容なので一瞬で読み終えてしまう。
一応、お約束で巻末には
「本作品はフィクションであり、実在の人物、団体などとはいっさい関係ありません」
と記されているけど、解説で佐高信が堂々実名を挙げている程の確信犯、
小説の中に出てくる「新日産興銀行」は日本振興銀行そのものであり、
架空の筈の時系列は日本振興銀行のそれとピッタリ一致する。
以前から高杉良が竹中平蔵ー木村剛ー江上剛ラインを批判し続けていた事の集大成とも言える作品。
きっどさんも小泉フィーバーが巻き起こっていた頃から
「竹中なんぞ単に説明が巧い」だけの今でいう池上彰レベルのおっさんだと腐していたし
「決済機能を持たない日本振興銀行は銀行ではない」と断定していて、
その点では本作はウンウンと頷ける筈なのに、なんか違和感を抱いてしまうのはなんでやろ?
まず高杉良と言う作家、
DKB-みずほ銀行の御用作家であり、
その他のなんらかのメリットがある企業には媚び諂い、大絶賛ヨイショ小説書くかと思うと、
自分のヨイショ企業の商売敵や、過去になんらかの経緯があったであろう人物は徹底的に叩く、
完全なる全否定!もう生まれながらの大悪人である。
「大逆転ー小説 三菱・第一銀行合併事件」
と
「大合併 小説第一勧業銀行」
を読み比べてみれば顕著である。
ま、その辺りが高杉良の器の小ささと言おうか。
なんかセルジオ越後が病的にザッケローニ批判&解任運動を繰り広げていたのを思い出す。
結果論としては正しかったかも知れないんだけど、その病的にも映る執拗さに
「裏になんかあるんやろうな~」と勘繰ってしまうもん。
↧
『破戒者たち 』 高杉良 竹中平蔵ー木村剛ー江上剛をただただ腐すだけ
↧