免許を取得し運転に自信をつけた私はワゴンカーを手に入れ友人たちと
ドライブに行くことにした。
気がかりはあるが・・・それは仲間はずれにした男友達の妹のこと。
私たちドライブに来ている6人の中で4人がその男友達に気があるのだが
押しの強いのが一人いて「一緒にいる妹が憎らしい!」と露骨にイジメを
していた、今回のドライブも彼女の一存と「男友達を独り占めしたい」
という他に三人の意見が合致して私も家が近い幼馴染なのに彼女だけ
誘わなかった、でも男友達も来なかった・・・・。
キキーーーーーッ!「ちょっと、考え事しないでよ!」「危ないじゃない!」
「ごめん・・・」危なかった・・もう少しでガードレールを突っ切って・・。
「考え事してたから」「あいつのこと?」「ほっとけば良いじゃない」
「それにしても、もう目的地についてもおかしくないのに」
「なんだか同じところぐるぐる回っているみたいよ」「方向音痴!」
「こんなことになるなんてな」「お兄ちゃん、皆天国にいけたかな?」
「大丈夫だ」
山道に花を添える二人の兄妹が其処にいた。
↧
意味がわかると怖い話1498 「ドライブ2」
↧