ある村で暮らしていた少女が同じ村の女の子たちに陥れられて「悪魔の住む森」に
連れて行かれて置き去りにされた。
案の定悪魔に見つかり生贄にされそうになったが少女はこう言い出した。
「どうせ死ぬなら綺麗なドレスを着てみたいです」
ドレスを着せると
「これに見合った指輪がほしいです」
次は
「ネックレスもほしいです」
次は「指輪」「ドレスに合った靴」「ブレスレット」「顔を洗う水桶」
「髪をとかす櫛」と一つずつ要求していく間に夜が明けてしまい悪魔は
悔しそうに消えてしまった。
妹を心配して探していた兄が妹を見つけて無事に再会したがあまりの姿に
驚きを隠せなかった。それは村の娘たちも一緒で「どうやって手に入れた!?」
と聞いてきたが「これを譲るから売ればいい」と少女が言ったにもかかわらず
森に全員で行ってしまった。
兄妹は心配でたまらなかった特に妹はこう思っていた
「皆、せっかちだから・・・・」
案の定娘たちは戻ってこなかった。