『普通の自販機の1.5倍くらいあるくせに、売ってるジュースは二つ。』
道路交通法に対応していないかなり昔の自動販売機である。
『寒気がした。』
味がおかしかった、
『売り切れ』
それが最後の一つでかなり前から補充されていなかった
って事で語り手の下痢や吐き気等
語り手の身体に変調が起こる事必至と
『俺は走って家に帰った。』
ただ、はみ出し自動販売機が問題となってスリム化されたのは1993年
という事はこの自動販売機は少なくともそれ以前の設置されている。
20年間、補充の必要が無いほど売れていないのに
自動販売機を動かす為に電気を供給していた事となる。
そら、何らかの意味が無いと経済的に有り得ない。
と言う事は、この自動販売機はずっと前から既に電源は入れられて無かった。
そんな場合は硬貨を入れたら返却される筈だけど、詰まって返って来なかった。
『濃厚ピーチ』はお金を入れたから出てきたのではなく
何者かが、何らかの意図で取り出し口に置いていた?
缶ジュースは相当古くなっていても密閉されているので
味は変質していても、飲めない事は無いらしい。
(と言っても、実際には決して飲まないように、身体壊しても知らんよ)
という事は、これは賞味期限が遥かに過ぎて、では無く、
何者かが、毒を入れたジュースを、人を殺す目的でわざと置いたのである。
だから、たった一口飲んだ直後に
『寒気がした。』と症状が出ているのである。
語り手は
『俺は走って家に帰った。』
ではなく、躊躇せず救急車を呼ぶべし!