根本的には蛤御門の変(禁門の変)は
長州藩が藩内の強硬派右翼の暴発を抑えられなかっただけだと思ってる。
じゃなかったら、まだまだ幕府の威光が強いこの時点で
しかもひとつ間違えば朝敵をなる行動を藩幹部が取るとは思えない。
(孝明天皇の性格を考えると必然だし、実際そうなった)
敵は薩会ではない、幕府と朝廷を敵に回すのだ。
「お上は(薩摩と会津に)騙されている、本心は違うはず」
との戦前・戦中、そして現在の右翼も持ち続ける幻影が
長州藩内のお馬鹿な強硬派達も信じていたんだろう。
だからこそ「天皇の身柄を奪還して直接お話すれば」
なんて思っていたんだろうけど。
でも全ての元凶はその孝明天皇自身、
この天皇のぶれる思想と、いらん口出しが幕末の混乱を招き、
結果的に明治維新へ繋がっていくんだけど、
その最終段階で、邪魔になって実子から自らが排除される事となるのは皮肉な話である。
ただ、そんな孝明天皇の「嫌な」部分を描きつつあるNHK、大丈夫か?