部屋の中に小さい蜘蛛が出たんだ。
ビビりな俺は空のペットボトルを被せて閉じ込めることに成功した。
数日後小バエみたいなのをペットボトルに閉じ込めた。
蜘蛛は小バエを捕食した。
そんな事を繰り返し、いつの間にかペットを飼ってる気分になっていた。
数日後、小さく蜘蛛より二回りほど大きな蜘蛛も閉じ込めた。
互いに牽制しあう蜘蛛。
たまに近づいては小さい蜘蛛が物凄いジャンプ力で回避する。
大きい方はそれほど動きが素早くない。
俺は目に着く所にペットボトルを置き、たまに起きるバトルを一日中見ていた。
5日目を迎えても決着はつかない。
俺はある事に気付いていた。
蜘蛛も夜は寝ている事に。