$ 0 0 親友に彼女を奪われた。ビルの屋上で花火観賞をしていた。 「あいつを奪うみたいになって悪かったな」 『しょーがない』 「怒ってないのか?」 『別に。あいつがお前を選んだだけ』 「なら良かった」 『あいつが待ってるから早く行けよ』 「ありがとう。応援してくれ」 俺は親友の背中を力強く押した。