日本の刑罰の問題点として
「死刑」と「無期懲役」の差が大き過ぎる、
って事がある。
まだ誤解されてる方も多いんだけど
「無期懲役」=「終身刑」ではない。
「無期懲役」とは刑期が決まられていない刑であり、
若し本人が充分反省して、態度を改める等の
「改悛の状」が認められれば、10年以上経てば
「仮釈放」と言う事実上の放免が可能となるのだ。
ここが恩赦等特別な場合が無い限り刑期が短縮されない
「終身刑」とは違うところである。
さすがに最近はたった10年で仮釈放って例は殆どないみたいだけど、
それでも20年以上経てばふつーに外の世界に出てきている。
死刑は勿論、執行されれば生きてシャバに戻って来る事は不可能。
だからこそ「天国と地獄」と言われる所以である。
そこで、「死刑」と「無期懲役」の間を埋める刑罰として
「遠山の金さん」「大岡越前」等でお馴染みの
「遠島」「島流し」と呼ばれる流罪を現代日本でも復活し、
その愛の流刑地として政府が国有化する
「尖閣諸島」を選んでは如何だろうか?
これで、尖閣諸島は「無人島」ではなくなり
お金をかけて施設を作るよりはよっぽど実効支配が強まる。
普通に考えて受刑者単体では脱走は不可能なので、
島全体を刑務所と考えて、特別な収容施設を作る必要もない。
勿論、刑務官も置かない。
食料や生活に必要な者は本人達に現地調達させる、
無人島0円生活である、濱口優に出来て命がけの受刑者に出来ない訳が無い。
だいたい重犯罪者の為に国の税金を使う事自体矛盾しているのである。
若し、島の厳しい生活が原因で受刑者が命を落としてしまったら?
元々「死刑」か「無期懲役」かのボーダーラインの
複数の殺人を犯したような極悪非道の犯罪者である、
それは因果応報で仕方ないとする。
なんだったら、現在国内に100人以上も滞留する死刑囚を送り込んでも良い、
彼らも首を吊られて、確実に殺されるよりはましだろう。
若し、中国船がやってきて拉致されたら?
日本国として「どうぞ、どうぞ」という姿勢を崩さない。
何の罪も無い北朝鮮への拉致被害者の方と根本的に違うのだ。
受刑者も嫌だったら、自力で戦え!
抵抗出来ない人は殺せても、武器を持った相手とは戦えないか?
この遠島のメリットとして、対中国への実効支配強化以上に
犯罪者に対する抑止力になるという点。
最近の大量殺人犯は自ら「死刑にしてくれ!」
とまるで自殺の幇助を国家に求めるような輩が増え
これでは死刑が犯罪抑止に役立たない。
しかしこれが遠島、しかもいつ中国が攻めて来るかもしれない尖閣諸島となると、
これはよっぽどの離島マニアでも嫌だ。
また魚釣島には大量の野生のヤギが繁殖し環境破壊の原因となっていると言うが
受刑者達が食料として捕獲する事で、この問題も解決する。
正にトリプルメリットである。
ただ、流罪は絶対的不定期刑に該当するとし、
て罪刑法定主義をとる現在の刑法・刑事訴訟法下では難しいと言う法律論と、
流刑は残酷刑にあたるという人権保護団体の反対で、実現は困難を極めると思われるが、
若し冤罪があった場合は死刑よりは回復性があり
「死刑廃止論者」のグループにもメリットはあると思えるんだけど、、
アカン?やっぱり??