なでしこジャパン決勝進出のニュースにかき消された殆どの人が気づいていないが
(いや敢えてこのタイミングで?)
スポーツ報知に載った
『阪神が、今オフに大規模リストラを行う方針を固めたことが6日、わかった。01年以来の借金15でCS圏内の3位・広島に8・5ゲーム差の5位に低迷。4年連続(98~01年)最下位の「暗黒時代」を思い起こさせる不振に球団首脳は「(今オフの退団は)少なくとも十数人になるのではないか」と、戦力を大幅に刷新する見通しを明らかにした。』
この手のニュースは、フロントから意図的にリークされたモノであるのは間違いない。
まだ優勝の可能性が完全に消えた訳ではない。
(えっ、きっどさんが油断してる間に消えてる??)
ましてや3位に入りCSを勝ち抜き日本一にまで勝ち上がる可能性は
0.0023%くらいは残されている。
この段階で、既にこのままシーズンを終わるような発言がフロントから成される。
にも関わらず、和田幇間監督は目先の勝利に拘って、若手起用を頑なに拒否する。
坂井ー南ー和田
これは企業なんかで俗に言う「ライン」である。
しかし、ここに来てこの三者の間に疑心暗鬼が漂い始めた。
坂井ー南のフロントラインは、この時点では和田の尻尾きりを考えて居ない。
「和田の失政ではない」「選手が不甲斐ないのだ」と責任転嫁して
和田を監督に据えた自分達の「任命責任」を逃れようとしているのだ。
しかし和田幇間としては昨シーズン末、一時は「留任」を決めたものの
ファン世論に負けて真弓課長のクビをいとも簡単に斬って取った動きを目の当たりにしている。
若しここでファン世論の声に押された坂井オーナーの「若手起用を」の指示を鵜呑みにして
若し最下位にでも転落しようものなら、一転して更迭されるのではないか?と疑っている。
いや事実、坂井オーナーは「若手起用」を指示しながらも、
「現場の事は現場に任せている」と予防線を張っている。
だからこそ、5位の分際で、勝とうと負けようと、大差ない試合で
球児にイニングング跨ぎと言う無理をさせるのだ。
早くもストーブリーグ、F1用語で言う所の「プールリーグ」真っ盛りのタイガース。
このリストラ策も、星野、岡田時代と違って
「クビを切るだけ切って、補強はしない」
つまり単なる人件費節約のリストラではないか?とさえ考えている。
何度も言うが、企業の最終目的は利益計上であり、
チームの勝利はその手段のひとつでしかない。