このブログで前回書いた通り
「薬子の変」いらい350年近く死刑執行はされてなかったんですな。
実際、今回朝廷内でも議論があったんだけど
「シンゼイのおきて」で復活したらしい。
じゃあ何故350年間も死刑が行われなかったのかと言うと
人道的な立場なんかでは全く無くて
「死刑にした相手が怨霊となって呪われるのが怖いから」
に尽きるのである。
だから今回も貴族は死刑になっておらず、最高でも流罪。
武士なんぞは人と思ってないから、怨霊にもならんって発想だろうか?
それでも勿論、朝廷内の人間が執行するような事は絶対しない。
そんな事をすると、朝廷が穢れてしまう。
武士を死刑、斬首するのも武士、
しかも身内を使うと、恨みは調停にこないだろうという姑息な判断。
こんなコスイご先祖様から「万世一系」である事がそんなに有難いのであろうか?