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Channel: こちら、きっどさん行政書士事務所です!
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童謡 「うれしいひなまつり」 の歌詞に秘められた悲しいメッセージとは?

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童謡だから歌詞を全文載せようと思ったら
作詞 サトウハチロー
は1973年没だから、まだ全然著作権が切れてないんですな。

この歌、まず全体的に
「ウチのお雛さんは五人囃子や三人官女だけやなく
 右大臣左大臣もおるんやで~
 5段飾り(若しくは7段、8段)やで~」
とええとこの子の自慢話なんだけど、

きっどさんが一番問題にしたいのが
『お嫁にいらした ねえさまに
 よく似た官女の白い顔』

いやいやいやいや、そこは例えるなら
「お雛様」でしょうが、新婚なんやし。
それに、皆さん三人官女は全員同じ顔では無い、
ってご存知だったであろうか?
真ん中の官女だけ既婚者であるので
眉毛が無く、お歯黒なのである。
つまり、この歌詞は
「こんどウチに来た嫁、
 地グロにくせに化粧塗りまくって真っ白ですわ。
 眉毛は剃ってもうてあれへんから、化粧落としたら誰か判りまへんで、
 おまけにタバコをスパスパ吸うから、ヤニで歯が真っ黒!」
なんや~!小姑による兄嫁イビリかぁ~?!

と思っていたら、実は違った。
この部分の歌詞は、作詞家サトウハチローが
嫁ぎ先が決まった矢先に18歳で結核で亡くなった自身の姉の事を歌っているのであり
だから「白い顔」は厚化粧ではなく、結核病末期の白い顔を示しているのである。
「うれしいひなまつり」にも関わらず、
寂しい短調なのは姉へのレクイエムとして作られたから、とも解釈されている。

ずっと「嫁イビリの歌」だと思っていてすまなんだ。

しかし、きっどさんにはもうひとつ疑問がある。
『すこし白酒 めされたか
 赤いお顔の 右大臣』

家に5段飾り、7段飾りがある方は是非確認頂きたい、
若しどちらかの顔色が違う場合は、
それは圧倒的に右大臣ではなく左大臣の筈。
これは左大臣の方が格上なので年長者の人形にされ、
その関係で、白髭があったり、顔がドス黒い肌色だったり
(酒焼けしてる?)赤みがかったりしていると想像出来る。
対照的に右大臣は若い普通の白い顔に作られている事が殆ど。
そこをあえて『赤いお顔の右大臣』と書いているのは、
なにか又、深い意味があるのかな~?と感じてしまう。


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