１２日午後０時５０分ごろ、大阪市中央区東心斎橋のガールズバー「ｇｉｒｌｓ ｂａｒ ＳＯＲＡ」の男性店長（２７）から「従業員が急性アルコール中毒のようで意識がない」と１１９番通報があった。大阪府警南署員が駆けつけると、従業員で市立高校３年の女子生徒（１８）＝大阪府大東市＝が店の床にあおむけに倒れた状態で死亡していた。同署は女子生徒を司法解剖するとともに、店の営業形態などに問題がなかったかどうか調べる。
同署によると、店長は「女子生徒は１１日午後１１時ごろから勤務し、仕事が終わった１２日未明、店の床の上で眠り込んだ。かなり酒に酔っていた」と話しているという。店長も椅子で仮眠し、午前５時ごろに女子生徒に声をかけた際は意識があった。再び寝入り、午後０時半ごろに起きると、女子生徒が冷たくなっていたという。
（毎日新聞 2月13日(月)11時23分配信）
今ちょうど連載しているショットバー・スナックの営業許可。
若し「接待行為」があれば風俗法上の「接待飲食等営業」となり深夜の営業が出来ない。
この「接待」の定義が難しくて風営法（風適法）上は
「歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすことをいう。」
なる、なんか判ったような、判らんような抽象的な定義である。
たまに
「ボックスはアウトだけど、カウンターはセーフでしょ」と訊かれるが
そんなに単純明快ではない。
過去にはカウンターのガールズバーが
「性風俗特殊営業」と看做された例もある。
今回は営業時間からみて
「接待飲食等営業」の許可は取っていなかった模様だけど
本当にそれでＯＫだったのか？
場合によっては、「深夜酒類提供営業」の届出さえしていない可能性も。
１８歳とはいえ高校生を雇い入れ、
飲酒させた上に、死亡に至るという最悪の事態、
その上、根本的な風営法上の手続きさえ踏んでいないとなると
刑事・民事・行政上の責任がとてつもなく大きくのしかかってくる。
若し、同業でまだ届出を済ましていないお店があったとしたら
直ちに営業を停止して、早急に行う必要がある。