Quantcast
Channel: こちら、きっどさん行政書士事務所です!
Viewing all articles
Browse latest Browse all 9807

〔NHK大河ドラマ〕軍師官兵衛 第22回「有岡、最後の日」 実は村重が逃げたのではなかった?!

$
0
0

有岡城と言えば、JR伊丹の駅前の石垣ですな。
荒木村重が大改修する前は伊丹城と呼ばれ
落城後4年で廃城されてるので、
「有岡城」ってのは村重が居た時期だけって事にある。

この有岡城から尼崎城(以前に述べた通り、阪神尼じゃなく大物)に逃げたのが天正7年9月2日、
織田軍により総攻撃開始が10月15日、
開城が11月19日、
だから、実はドラマのように一瞬で終わった訳ではないのである。

それに尼崎城は息子の村次が居るし、毛利からの補給路にもなってる重要な拠点、
決して逃げる場所ではない。
いや我が身の安全が大切なら、むしろ有岡城よりも危険な場所である。

織田軍も、半数を裂いて、しかも信忠を大将に尼崎城へ向かってるのだから
その気になったら荒木村重・村次親子の首を討つ事はそう困難でなかった筈。
それを敢えて殺さなかったのは
「大将の村重が家臣や家族を見捨てて逃げた」ってデマを流して
残された家臣を内通させ、攻城戦を安易にする滝川一益の作戦ではなかったか?
実際そうなってるしねー。

「尼崎城と花隈城を明け渡せば、おのおのの妻子を助ける」って説得に応じなかったのは、
村重としては当然で「いやいや別に逃げてきたんとちゃうし、まだまだ負けへんし」と考えてたとか。

そこを情報戦に惑わされた味方に裏切られて、
更にはイメージ戦略ですっかり悪者に、
自慢の美人妻まで殺されてしまう。
って方が、ドラマの屈折した心理より説明つきやすいんやけどなあ。


ペタしてね


Viewing all articles
Browse latest Browse all 9807

Trending Articles