CSで「大河ドラマ総集編」シリーズの再放送をやっていた。
きっどさんが見たのは
第12作目「国盗り物語」(1973年)
第15作目「花神」(1977年)
どちらもリアルタイムでわくわくしながら毎週観ていた記憶があるけど
今観たら、「こんなにショボかったっけ~?」
勿論、ハイビジョンなんて始まる遥か昔の頃だけど
ロケはまだしも、セットなんてコントの以下だ。
「ピカルの定理」の「ビバリとルイ」の方が遥かに豪華セットだ。
幕末の四境戦争の海戦なんて、当時のウルトラマン以下
現代だったら、YouTubeの素人の映像の方が遥かに緻密、
そのままアップしたら間違いなく「低評価」の嵐必至。
映像美だけではない、
役者の演技もでんだけ下手か?
高橋英樹、中村梅之助はさすがに巧いけど
高杉晋作役の中村雅俊がなんぼ程ド下手か、
夏八木勲の龍馬がどんだけわざとらしいか、
花柳喜章の西郷吉之助なんて眉毛が濃い、だけやからね。
脚本・設定も現在なら「史実と違う」っていうクレームの嵐やろうね。
こういう中、試行錯誤の上、進化していっての
第51作目「平清盛」は製作されているのであって
井戸敏三兵庫県知事の「汚い」発言は話題作りのリップサービスとしても
「昔の大河はもっと良かった」は頭の中の記憶が勝手に美化した作り話でしかない。
アイドル系の若手女優でさえも
昔の大御所女優を遥かに凌ぐ演技をさらっとこなす現在、
実は、どんでもない贅沢なモノを見せつけられて事に改めて気づいた。