『杖は持ったし、』から語り手は目が見えない。
夜にドアチェーンがかかってなかったのは侵入者がいて、
『戻ろうとした時、ポールハンガーに掛けたママのパジャマに手が触れた。』
は殺されて吊るされていた。
『ベランダに出てゴミの分別をしてるのかな。』
ガサガサしていたのは犯人。
『一つしかないベランダの窓から、さわやかな風が吹き抜ける。』
携帯のアラームでベランダの犯人が語り手に気付き、玄関に先回りした。
『ちょうど宅配のお兄さんがいたみたいで、ぶつかっちゃった。』
犯人にぶつかった。つまりこのあと殺される。
この解釈の最大の問題点は
杖=盲目
と短絡的に発想している所。
「白い杖」なら納得出来るが
単なる「杖」足が悪いのかも知れないし
語り手がピンキーとキラーズかも知れない。