大学に行き始めてからそこそこ経った頃の話。
母「ねぇ、アンタ量子力学ってわかるかい?よかったら教えておくれよ。」
娘「へぇ、お母さんそういうのに興味あるんだ。私もよくわからないけど一緒に勉強しようか?」
母「ありがとうね。これで私もちょっとは頭が良くなるわ。」
娘「でも、私もよく分からないから触りの部分だけだよ?」
それから3ヶ月後
母「ねぇ、アンタ相対性理論ってわかるかい?よかったら教えておくれよ。」
娘「最近、勉強熱心ね。それだったら、この前授業でやったテキストが残ってるから一緒に勉強しよ?」
母「ありがとうね。最近、友達と一緒に勉強をしているせいか日に日に生活にハリが出てきたのよ?」
娘「ふぅん、テレビばっか見ていたあのお母さんが嘘みたいね。」
それからさらに3ヶ月後
母「ねぇ、アンタマルクス経済学ってわかるかい?よかったら教えておくれよ。」
娘「あらら、そういうのにも手を出すんだ。これは私もよく分かんないから友人に聞いてみるね?」
母「ありがとうね。これが理解できたらお母さん試験を受けるつもりなのよ。」
娘「へえ、すごいじゃない。何の試験かは知らないけど頑張ってね」
次の日
娘「あ、ねぇねぇ男くん!マルクス経済学に教えて欲しいんだけど…」
男「!?僕に近寄るな、僕まで怪しい奴に思われるだろう!!」