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「偉大なる、しゅららぼん」 万城目学著  ☆ えっ、濱田岳って主人公じゃないの?!

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映画公開が迫って、ブックカバーにも写真が出てる事もあって
「もうホンマ主人公の『浩介の弟』は濱田岳やわ~
 いやこれ絶対、万城目学が濱田岳をイメージして原作を書いたね」
と自信満々に判った気になってたら
濱田岳派は淡十郎の方だった。
主人公の「浩介の弟」はイケメンの岡田将生やて?!
なんか両方ともイメージ違うわ~。
まあドラマ「鹿男あをによし」では「かりんとう」を女性の綾瀬はるかに置き換えて成功したしなあ。

万城目学の近畿を舞台にしたファンタジー小説シリーズ
(直木賞候補になった「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」はちょっと違うので外す)
「鴨川ホルモー」では京都を舞台に
「鹿男あをによし」は奈良
「プリンセス・トヨトミ」は大阪
と来たなら次は兵庫と思いきや、滋賀てか?

きっどさん、さすがに滋賀、更には湖北は不案内で、
今回ばかりは親しみを感じないか?と思いきや
今年の初詣「十二支の狛犬」シリーズでわざわざ渡った
「竹生島」が重要なキーワードを持つので嬉しかった。

舞台の「石走」は架空の城下町だけど
街の雰囲気のモデルは長浜かな~と思う。
(小説の中では『長浜より手前の、鈍行だけ停まる石走』とある)
映画のクランクインは彦根城なのは映像化の見栄えは国宝の方がぴったりだからかな?

物語は最強のパワースポット琵琶湖にまつわる奇想天外のSPEC合戦?!
面白くて、面白くて、一気に読み切ってしまった。
でほんの少し、若者の苦悩なんかも描いたりなんかして。

文庫本582ページとかなり分厚いけど、ちっとも長く感じない。
とにかく「しゅららぼん」と読んでみて!


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