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〔邦画〕「黄金を抱いて翔べ」 × ちっとも「痛快アクション」じゃない、ただ重苦しい映画

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銀行の地下に眠る時価50億円の金塊を強奪する、
しかも舞台は大阪!

と言うとルパン三世のような痛快アクションを想像したら、
ただただ重苦しいだけの、観ていてしんどいだけの作品。

原作があるとは云え、
ま~監督が理屈をこねまわすだけ、人には厳しく、自分には甘い井筒和幸監督やからなあ。

犯行計画も、あっと驚くような綿密に練られたものではなく、
結局、警備員を殴って、強引に金庫を爆破して開けるだけ。
あれ別に変電所を爆破する意味があったん?
原作ではその辺りが描かれてるのかも知れないけど、映画ではまったく必要性を感じない。
単に住田銀行の警備が手薄だっただけで、
(実際の住友銀行本店は外から見ても厳重な警備してるけど)
それも以前ここに勤めていた仲間の話だけで、本当のセキュリティーを確認していないし、
もっと根本的な話として「どうも地下金庫に金塊が眠ってるらしいぜ」と言う
2ちゃんねるレベルの噂話を動機に始めるか~?

見所は井筒映画御用達の中村ゆりのみ。

(2012年公開作品)


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