語り手は自分が家に入った後、鍵を閉めていないのに
『鍵のかかってるドアを開けようとする音がした後、インターフォンが鳴った。 』
誰かが後から入ってきて鍵を閉めている?
しかもそいつは今、家のどこかに居る筈?
いや、きっどさんな違う視点で問いたい。
兄らしい人は家に誰かいるか?確認する為に、まずインターフォンを押している。
「若し家に誰か居るのなら内側から開けて貰おう」という意思である。
しかし語り手は、インターフォンを押さず、家に誰かいるいないを確認せずに自らの鍵で開けて
家の中に入ってから『ただいま!』と言ってその後、
『まだ誰も帰ってきてないのだろう。』と確認している。
この両者の行動の違いに違和感を感じる。
語り手が泥棒?とも思ったけど
『うがいと手洗いをした。』うがいが余分。
語り手が「鍵を閉めてない」と言うなら
そもそも語り手は「鍵を開けてない」
よって、語り手は事故かなんかで直前に亡くなったけど、それに気づいていない。
魂だけが家に帰って来た。
だから無人の家に鍵を開けずに入れた。
鍵を開けてないから玄関の鍵は閉まったまま。
死んだ事に気づいていないので
『彼は電気をつけ、洗面所に行き、うがいと手洗いをした。 』
と言う普段のルーティンを行った。
こっちの解釈でどう?