$ 0 0 「どれだけ生きていたいか、好きなように言ってみなさい」 低く響き渡る神々しい声で問いかけられた。 100年か? いっそのこと永遠か? しかしいきなり聞かれても困ってしまう… 「さっさと起きて、ごはん食べに来なさい!」 母親の声に起こされた。やっぱりあれは夢だったのか。 「あと10分だけ…」 剥ぎ取られかけた布団を引きずり戻す。 「そうか。分かった」 それは明らかに母のものではない声だった。