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〔NHK大河ドラマ〕八重の桜 第35回「襄のプロポーズ」 実は仏教が葬り去られようとしていた

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ジョーがお坊さんに文字通り「門前払い」されるシーン。

まるで旧態依然として都で絶対的権力を持つ仏教界が
新しい物を嫌う保守的な勢力として、
己の持つ既得権によって排除しているように描かれているが、
実は仏教自身がお馬鹿な新政府によって日本から葬り去られようとしていたのだ。

明治維新における「廃仏毀釈」である。

たまたま、いや敢えてこのタイミングで本日付の日経新聞
「熱風の日本史」第1回「旧物破壊の嵐(明治)」でも紹介されている。
『近江の日吉山王権現社の神官らが本殿に乱入、仏像、仏具が破壊・焼却』されたり
『興福寺の五重塔が25円で売却され、金具を取る為に焼却されるところだった』とか。

本来、仏教自体が大陸から渡ってきた新興宗教である。
ヤフコメ民が大嫌いな「朝鮮系」の蘇我氏がお馬鹿な聖徳太子を利用して
「衣摺の合戦」と言う武力において、無理やり日本に捻じ込んだものである。

それ以来に日本で続いてきた神仏習合を、
今度は明治新政府が天皇を利用した「国家神道」という新興宗教を打ち立てるにあたって
神社と寺院を分ける必要があった。
当初、明治新政府には仏教弾圧までの意図はなあかったらしいが、
狂信的な神道家の煽動もあり、日本各地で廃仏毀釈の嵐が吹き荒れたのである。

その背景を描かぬままの門前払いのシーンでは
「いじわるなお坊さん」としか映らない。
彼らは、実はそれどころではなかったのだ。


ペタしてね


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