今、「きりしま」と検索かけると
「桐島、部活やめるってよ 読書感想文」
と出てくるのには、季節感を感じるね、さすが夏休み最後の週末!
昨年、映画賞を獲りまくった本作。
WOWOWでやってたので遅蒔きながら観た。
こりゃ~如何にも賞貰いそうな作品やわ。
オムニバス形式だった原作を、
登場人物毎の視点で何度も何度も描くという手法、
最初はちょっと戸惑うんだけど、
視点を変える事によっていろんな一面が見えてくる、
普段の我々の生活の中でも、他人様の不可解な行動には何らかの理由がある、
だから表面上だけで、怒ったり、解ったつもりでいたりしたらアカンと、
この歳になって改めて感じるね。
因みにきっどさんの学生時代は、完全に神木隆之介の立ち位置だったね。
高校は男子校だったのでそれ以前の話だけど。
でもクラス内でも目立たずに、女子からも馬鹿にされてる
神木隆之介演じる映画部の前田に対して、
格好良くて、頭も良くて、スポーツ万能で彼女もいる
東出昌大演じる菊池が、実は劣等感コンプレックスを感じて、羨ましくて仕方がないんですな。
菊池がぼんやり持つ不安と、自分が探している何かを、
8ミリカメラを通じて前田に訊くシーンが印象に残る。
結局「桐島」は登場しない。
周囲が彼について語る言葉のみで我々が想像する事となる。
この辺りは「ゴドーを待ちながら」の手法ですな。
ただ、きっどさんが残念だったのが
山本美月が「目立つ女の子」の役で
現在のきっどさんが大好きな雰囲気とかけ離れている事。
確かに「学園一の美人」にはぴったりだけど
ミスキャストやわー。
あと、相変わらず橋本愛の魅力を理解出来ない。