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京都地方法務局にはブルーマップが置いてない?!住居表示と地番の謎??

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「ブルーマップ」と言われても、普段不動産等に関わっていない方にとって
「なんや、なんやちょっと気分が落ち込んだ時の地図か?はっはぁ~ん80年代の歌か?」
と訝しがられるかも知れない。

土地や建物と言った不動産の登記簿・登記事項証明ってのを取得しに法務局へ行って
「大阪市西区立売堀1丁目2番3号」なんて現在の住居表示では請求出来ない。
1丁目までは同じなんだけど、後が住居表示とは違う『地番』ってのが必要なんですな。
(建物の場合は「家屋番号」か「地番と所有者」)
実はこれが判らない。

きっどさんが不動産登記簿を上げるのはだいたい建設業許可の事務所要件に関する事。
依頼者さんのご自分の不動産なんだけど、
「建物の権利書(登記済書)そんなんどこにあんねんやろ~」
「へっ?家屋番号??地番って住所とちゃうのん?」
って返事が多いので、とにかく事務所の住居表示だけで、その住所を管轄している法務局へ行く。
そこに置いてる「ブルーマップ」という物で地番を調べるんですな。

ブルーマップとは一見、住宅地図のような物。
そこの住居表示の上に地番も合わせて表記してくれている。
その文字が青色なので「ブルーマップ」と呼ばれてるんですな。

問題は、今や殆どの法務局はオンライン化されてるので
どこの登記事項証明を、どこの法務局でも取得出来るんだけど
ブルーマップはその住所の管轄の法務局にしか置いていないんですな。
よってきっどさんは太子町の建物の登記事項証明を取得するに当たって、
地番(若しくは家屋番号)を調べる為にわざわざ富田林支局まで、炎天下たぁ~ぼくんで行ってるんですな。

それが、
ブルーマップがない、、、
普通の住宅地図は置いてるんだけど、ブルーマップがないんですな。

そこできっどさんは、ハタと気づいた。
太子町の山間部は「○○番地の○○」と住居表示されていないので
ほぼ住所=地番なのである。

実際、国会図書館のHP上の説明でも
『ブルーマップは発行されている地域が限られています。主要都市部のものが発行されていますが、県庁所在地でも京都市は発行されていません。』
とある。

こりゃ一本とられたね。
大阪市に事務所があるので勝手に住所と地番は違う、て先入観に苛まれてたね。
それなら大阪法務局で普通に取得出来たね、
いや、インターネットの方が安いしね。

京都市にブルーマップがないのは
「区」でありながら「下る東入」の地番表示をしてるからですな。


ペタしてね



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