「御曹司」というと「源氏」って(特に義経の)イメージが強くって
「源平の御曹司」と源平を並べるのって、なんか違和感を抱くなー。
まあ驕る前の平家なら間違いでもないんやろうけど。
きっどさんが今日の放送で注目したいのが
清盛がとっ捕まっていた「検非違使庁」
令外の官のひとつである「検非違使」は
今日の話のように平安時代の警察組織として描かれる事が多いが
平安時代後期には訴訟・裁判をも扱い、更には行政権を持っていたと言うから
検非違使別当(守にあたる)は江戸時代の町奉行並みの強大な権力を持っていたと言える。
「令外の官」がである。
摂政・関白にしろ、征夷大将軍にしろ、
日本で権力を持つ地位というのは「令外の官」が多いよな~
何故か律令自体を変えないで「令外の官」である。
現代の憲法9条を変えないで自衛隊を持つ、という理屈に相通じる。
この権力を持ち過ぎた検非違使庁と検非違使別当の権力を削ぐのに
伊東四朗が利用したのが北面の武士であり、
結局今度はその北面の武士に「王家」は行政権を簒奪される訳ですな。