NHK連続テレビ小説『あまちゃん』の中で
アメ横女学園が唄う
『暦の上ではディセンバー』
本来、この表現はおかしい。
まあ、クドカンは判った上で
♪でもハートはサバイバー
なんて書いてるんだけどね、
実際に秋元康子飼いの作詞家が書きそうだし。
本来の使い方は
「暦の上では秋ですが、まだまだ暑い日が続きます」
てな感じ。
とこの暦とは「二十四節気」の事であり
立秋・立春・大寒・大暑・処暑
なんぞの時に引用される事が多い。
この暦と、実際の季節感のズレは
「旧暦と新暦の差」と思い込んでる方が多いと思うけど
違~う!
新暦は月の動きを無視し(だから1ケ月が一定ではない)
太陽の動きだけ(つまり地球の公転周期)だけで計算した
純粋な「太陽暦」である。
比べて旧暦は基本的には月の動きで計算するが(だから新月は常に1日)
季節のズレを補正する為に太陽の動きも計算して「閏月」を入れたりする
「太陰太陽暦」である。
(月の動きだけで季節のズレを全く勘案しない純粋「太陰暦」は
未だにイスラム暦として使われている。よってラマダンの季節は移動する。)
で立秋とか大寒とかいう「二十四節気」
は純粋に太陽の動きだけで計算した「太陽暦」である。
具体的には1年(地球の公転軌道)を
冬至と夏至で半分に割る。
その丁度中間点が春分と秋分
(実際には地球の公転軌道は楕円なので多少の調整は必要)
4分割されたけど、更に半分に割ってその箇所が
立春・立夏・立秋・立冬
そして1パーツを3分割したものが「24節気」であり、
よって旧暦の月の動きの発想は一切関係ない。
「じゃあ、なんでズレるねん?!はぁ~はーん地球温暖化の影響か?」
でもそれなら大暑はどんどんずれて、その代わり大寒は近づいて行く筈。
いや日本の暦で用いられた始めた江戸時代には既に季節感と合ってなかった。
元々古代中国の戦国時代であり、その頃の中国文明の中心は黄河の中流地域。
つまり日本よりもっと寒冷な大陸気候の地域なのである。
四方を海に囲まれた日本より熱しやすくさめやすい、
つまり夏至と一番暑い季節のタイムラグが少ないのである。
(実際現代でも最高気温は8月よりも7月の方が高い)
もっと言うと、その二十四節気を作った時点の中国でも既にズレていた。
普通は冬から春のだんだん暖かくなる期間より、
夏から秋のちょっとずつ涼しくなる期間の方が遥かに長い。
残暑って言葉は使っても、余寒ってほとんど使わないしね。
のに、二十四節気では機械的に分割していくので同じ日数となってしまう、
結構てきとーに考えられた暦なのである。
つまり、昔は中国のモンを何でも有難かったって事ですな。
だから「メイド・イン・チャイナ」なら多少使い勝手が悪くても喜んで使ってたんですな。
ベトナムでは雪なんか降らない筈なのに、二十四節気「大雪」とか使ってるらしいし。
だから敬虔なるネトウヨ諸君はこの二十四節気なんぞ絶対使ちゃダメですぞ!
「土用の丑の日」に鰻を食べてはいけません。
(土用は二十四節気ではないが、計算終点の立秋がそう)
節分の「恵方巻き」なんぞを食べても売国奴です。
アメ横女学園が唄う
『暦の上ではディセンバー』
本来、この表現はおかしい。
まあ、クドカンは判った上で
♪でもハートはサバイバー
なんて書いてるんだけどね、
実際に秋元康子飼いの作詞家が書きそうだし。
本来の使い方は
「暦の上では秋ですが、まだまだ暑い日が続きます」
てな感じ。
とこの暦とは「二十四節気」の事であり
立秋・立春・大寒・大暑・処暑
なんぞの時に引用される事が多い。
この暦と、実際の季節感のズレは
「旧暦と新暦の差」と思い込んでる方が多いと思うけど
違~う!
新暦は月の動きを無視し(だから1ケ月が一定ではない)
太陽の動きだけ(つまり地球の公転周期)だけで計算した
純粋な「太陽暦」である。
比べて旧暦は基本的には月の動きで計算するが(だから新月は常に1日)
季節のズレを補正する為に太陽の動きも計算して「閏月」を入れたりする
「太陰太陽暦」である。
(月の動きだけで季節のズレを全く勘案しない純粋「太陰暦」は
未だにイスラム暦として使われている。よってラマダンの季節は移動する。)
で立秋とか大寒とかいう「二十四節気」
は純粋に太陽の動きだけで計算した「太陽暦」である。
具体的には1年(地球の公転軌道)を
冬至と夏至で半分に割る。
その丁度中間点が春分と秋分
(実際には地球の公転軌道は楕円なので多少の調整は必要)
4分割されたけど、更に半分に割ってその箇所が
立春・立夏・立秋・立冬
そして1パーツを3分割したものが「24節気」であり、
よって旧暦の月の動きの発想は一切関係ない。
「じゃあ、なんでズレるねん?!はぁ~はーん地球温暖化の影響か?」
でもそれなら大暑はどんどんずれて、その代わり大寒は近づいて行く筈。
いや日本の暦で用いられた始めた江戸時代には既に季節感と合ってなかった。
元々古代中国の戦国時代であり、その頃の中国文明の中心は黄河の中流地域。
つまり日本よりもっと寒冷な大陸気候の地域なのである。
四方を海に囲まれた日本より熱しやすくさめやすい、
つまり夏至と一番暑い季節のタイムラグが少ないのである。
(実際現代でも最高気温は8月よりも7月の方が高い)
もっと言うと、その二十四節気を作った時点の中国でも既にズレていた。
普通は冬から春のだんだん暖かくなる期間より、
夏から秋のちょっとずつ涼しくなる期間の方が遥かに長い。
残暑って言葉は使っても、余寒ってほとんど使わないしね。
のに、二十四節気では機械的に分割していくので同じ日数となってしまう、
結構てきとーに考えられた暦なのである。
つまり、昔は中国のモンを何でも有難かったって事ですな。
だから「メイド・イン・チャイナ」なら多少使い勝手が悪くても喜んで使ってたんですな。
ベトナムでは雪なんか降らない筈なのに、二十四節気「大雪」とか使ってるらしいし。
だから敬虔なるネトウヨ諸君はこの二十四節気なんぞ絶対使ちゃダメですぞ!
「土用の丑の日」に鰻を食べてはいけません。
(土用は二十四節気ではないが、計算終点の立秋がそう)
節分の「恵方巻き」なんぞを食べても売国奴です。