Quantcast
Channel: こちら、きっどさん行政書士事務所です!
Viewing all articles
Browse latest Browse all 9807

大阪証券取引所、134年の株式売買の歴史に幕。「北浜」最期の日。

$
0
0



この「大阪第1部」「大阪第2部」の株式欄もこれが最後。
134年間続いた大阪の「現物株取引」は昨日幕を降ろした。

思えば、きっどさんが証券マンになった頃、
まだ日本には9箇所も証券取引所が存在した。
東京・大阪の他、名古屋・福岡・札幌・広島・神戸・京都・新潟
今残っているのは、東京・名古屋・福岡・札幌だけ、
それも東京以外で単独上場している銘柄は数える程だ。



先日、見学に行った時の様子を紹介したが
現在、日本の証券取引所では既に「場立ち」は存在せず、すべて「システム銘柄」であり、
最早「証券取引所」は「サーバーの設置場所」でしかない。
ましてや今年1月に大証は、東証に「事実上の吸収合併」された。
(でも体面を繕う為に、形式的な存続会社は大阪証券取引所)
正直もう「いらない」のである。

今後。大証はデリバティブ専門市場となる。
将来を考えると、有望なのはデリバティブ(金融派生商品)の方かも知れない。
ただ指数を算出するには絶対「現物株売買」が必要である事を忘れてはいけない。
如何に出来高が膨れ上がろうとも、デリバティブなんぞ所詮、現物株の寄生虫でしかないのである。

バブル前に近畿に本社を置く証券会社51社あったのが、現在では21社
証券マンも約3万人から約1万人にまで減少したと言われている。

それ以前に、大阪発祥の大起業も殆どが本社機能を東京に移している。



2013年7月12日
「北浜」
が消えた。


ペタしてね

Viewing all articles
Browse latest Browse all 9807

Trending Articles