右傾化する時には必ず
過激な、耳障りの良い言葉を吐く人間が現われ
閉塞感に苛まれた民衆の支持を得てゆく。
「今をなんとかして欲しい」
その変化は決して民衆の為の物ではないのに。
この前、名古屋の友人が大阪へ来ていて
教育基本条例について強い懸念を抱いていた。
また、東京発信のマスコミも散々警告を発している。
「よそもんには判らんねん」
そう斬って捨てる事は簡単、
でも
「外からだから冷静に見る事が出来る」
とも、きっどさんは考える。
大阪市民が、大阪府民が
今回ばかりは誰もが無関心を決め込まず
殆どの人が真剣に話しを聞き、
一所懸命考えて下した決断。
しかし、それが正しいかどうかは
まだ誰も知らない。
ただ、この時点で断言する事が出来るのは
橋下が陀羅尼経のように唱える
「大阪都構想」
なんてものは現在の法律では不可能、
そして橋下自身が言ってる様に
大阪府知事如きの訴えかけでは国家の法律は変わらない。
大阪都構想を実現する為には
国会議員になる必要がある、
即ち、橋下にとって「大阪市長」は
国政に打って出る為の踏み台でしかない、
という事を大阪市民は覚悟しておかねばならない。
大阪に暗黒時代の足音が近づいてきている。
そう思えてならない。
中核市の東大阪中心に八尾市・大東市が合併して
政令指定都市「中河内市」をでっちあげるか?
それが橋下将軍の支配下から逃れる唯一の手段。