夏の熱い日の話。
部活を終えて帰宅した私は、宿題を片付けなきゃいけないのに
どうしても手が付けられずにいた。
晩御飯も食べて、大好きなGacktの大河ドラマも始まった。
あ~月曜になってしまう。
ようやく重い腰をあげて宿題にとりかかることにした。
だけど、しばらくすると疲れからかついウトウトしそうになってた。
その時、窓の外からギャーって叫び声が聞こえたんだ。
窓から下の道路を見ると、道端の灯りで猫ちゃんがひかれてしまっている様子が見えた。
同じように見てしまったのか、お隣のおじさんがいつしか出てきて、
猫ちゃんを道端に埋めてあげるのが見えてなんかホッとした。
何もできなかった私は、可哀想な猫ちゃんが成仏できますようにと祈りを捧げたんだ。
するとニャオーンって声が聞こえた。
私はドキッ。としながら周りを見回した。
そうしたら、何のことはない、テレビでフリスキーのCMがやってただけ(笑)
私は猫ちゃんがお礼を言ってくれたのかと思いながらも、実はかなりビビった。
結局、宿題は出来ず先生に怒られた。