金曜日、自動車の免許の書き換えの帰り、
北浜で京阪から地下鉄に乗り換えるので、大阪証券取引場へ寄ってみた。
前は、たぁ~ぼくんで、始終通るし
一階のこのホールもまあまあ立ち寄る事がある。
しかしその上の立会場を見学するのは、
きっどさんが現役の証券マンだった時以来、25年振りくらいか?
実は大阪証券取引場は個人でブラっと行っても見学出来る。
16時半までに専用エレベーターで4階受付まで行って名前を書けばオッケー!
ボディーチェックも、身分証明書の提示も不要。
で「どうぞ5階へ」とエレベーターから出ると
・・・立会場がないんですけど。
そうや東証では1999年、大証では1997年に
あの独特の手フリを行う「場立ち」さんが居なくなり
立会い銘柄が全て消滅、立会場自体が消滅してしまったのだ。
(大証ではCB取引がもう少し後まで立会場があったような)
その跡地が東証は「東証アローズ」
大証は、これ何て言うんやろ?
彼らはコンピューター上の取引が円滑に行われているか眺めているだけ。
単なるオフィスだ、それを鏡越しに見てるだけだ。
だから「写真撮っても良いですか?」と係員の方に確認したら、
「あー、フラッシュさえ焚かなかったらご自由に」と、
まあそんなにシャッターを押したくなる風景でもないし。
がっかりである。
今は立会時間中(立会場はなくても未だにこう呼ぶ)
証券会社の営業場ってどんな雰囲気なんやろ。
当時は東証の立会場の場立ちさんの場電ってので繋がっていて、
スピーカーから手口とか、場の様子が刻々と伝えられそら臨場感があったね。
PCの画面だけ眺めていて、雰囲気伝わるのかなあ。
ブラックマンデーの翌日のあの異様な雰囲気、
難波支店だけ、毎朝寄り付き前にノルマ達成していて、その異様な手口に首を傾げていた事、
(後になって知らされた注文主「なんばのおばちゃん」こそが尾上縫だった)
等々、今でも覚えてるな~。
あの独特の緊迫感、もう二度と味わう事ないかも。
なんて思って1階ホールに戻って来たら、
外から右翼の街宣車のガナりが。
「おいおいやっぱり今でも証券業界ってそうなんか?」
と呆れながら外に出ると
新党大地の参院選に備えての運動だった。
別に怒鳴ってるのではなく鈴木宗男の声が大きいだけだった。