《解説編》意味がわかると怖い話１０８２　「５０００円札を盗まれた」

『お札の右下に小さく名前を書いておいた』

語り手は「お札に自分の名前を書いておいた」
ってつもりで主張したらしいが

『まさか札に名前が書いてあったなんてな･･･････全然気付かなかったよ。』

これはお札の肖像画の人物の名前が右下に書いてある事。

という事は語り手が「樋口」？
それなら容疑者の他の二人にも書いてあった筈。

ただ、実は千円札・一万円札の肖像画の名前は右下だけど
五千円札は中央下部。

という事は何か他の理由で語り手の名前が書いてあったとか？