「私の彼がね、最近おかしいの」
「どういうこと?」
「私の知らないお店や見てない映画を一緒に行ったって言い張るの」
「それ二股だよ」
「やっぱりそうだよね。でも彼が嘘ついてるように見えない」
「じゃあふたりで尾行してみよう」
「え、でも・・・」
「こういうことはハッキリさせなきゃ」
「うん、ごめんね、こんなことにつき合わせちゃって」
「気にしないで。私たち偶然出会った幼い頃生き別れた双子なんだから」
次の日彼を尾行した。
「あの女の人誰?」
「知らない・・・でも・・・」
「あなたとそっくりね。きっとドッペルゲンガーだわ」