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〔歴史小説〕 「のぼうの城」 和田竜  は基本的に実話です。

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読書感想文


「城戸賞」を受賞した脚本を映画化前提にノベライズとして自ら執筆してたら
なんと直木賞候補にまでなってしまったという小説。

でも肝腎の映画化は企画は早い段階からあったものの紆余曲折
やっと完成・公開の直前に東日本大震災が発生して、
キモのなる水攻めのシーンが問題となって1年以上公開延期となった曰く付き。
でも只今、映画は大ヒット上映中である。

まだ映画を観ていないので、原作のみの感想を。
確かに面白いけど、上巻はいらんなー。
ぼーっとしてそうだけど実は、、、って良くあるパターンで
やっぱり良くある表現方法で描いているので
長々と展開しなくても3行くらいで終って下巻につなげても良さそうな。

主人公の「のぼう様」こと成田長親は当然として
意外と敵の大将である石田三成も魅力的に描かれている。
(長束正家はボロクソ)
彼の抱く、武将としての能力への劣等感コンプレックス、
武功を立てさせて、それを解消させてやろうとする秀吉、
そして三成の盟友、大谷吉継と、それぞれなかなか宜しい。

ただ、その石田三成を映画では上地雄輔て、何かのギャグですか?
三成と言えば頭が賢過ぎて周囲から疎まれた稀代の行政官。
どう考えてもイメージが違うんですけど~。


ペタしてね

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