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〔NHK大河ドラマ〕平清盛 第47回「宿命の敗北」 最終回まであと4話

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武士は武力で政権奪取するので、当然に本分は武力なんだけど
政権を獲った後は、行政能力こそが問われる。
石田三成なんかもそうで、
豊臣政権が50年続いていればさぞ幸せな生涯をおくっていた事かと考えられる。
(特に今「のぼうの城」読んでるし)

武力・統治(行政)能力両方に長けた清盛は特別な人物として
本日、完全にアホボン扱いされてる孫の平維盛も、
あのまま政権が安定していればひょっとして統治能力を発揮していたのかも知れない。
実際、あの時点では武力よりも、統治能力を問われる時期に来ていた訳で、
だからこそ武力よりも、統治能力に磨きをかけていたんだと思われる。
ただそれが「武士」としてではなく「公家」としてってのが間違いだった、
のは後になって判る事で、その失敗例を踏まえて統治したのが頼朝だった訳なんだけど。

そんな維盛がまともの戦を出来る筈も無く、
だけれども、後々の事を考えると手柄を立てさせておく必要があったので
わざわざ伊藤忠清を付けている訳である。
そこには武士としての心構えの教育係との意味合いもあるのに、
戦もせずに帰って来るわ、
その教育係としての勤めも果たせないわ、
それを棚に上げて清盛批判をするわ、
清盛としては
「武士の魂を忘れている」
と言われても
『いやいやわしは統治の方で忙しいねん、だから君をつけてん。
 わしに言わんと、君がちゃんと武士としての心得を維盛に教えんかい』
ってとこでしょうな。

先代からの重役は扱い難い、
これは二代目が如何に偉くても同じ、って事ですな。


ペタしてね


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