石原慎太郎が得意だった筈の
「後だしジャンケン」
を見事に決められてしまった。
・女性である嘉田由紀子滋賀県知事を担ぎ出した事、
・「脱原発」のみを一致点として強調する事、
で不思議と「野合」感が薄まった。
これが若し「小沢一郎」の名の下のオリーブの木構想であれば金の匂いが漂い
間違いなく「維新よりも更に野合」化した事であろう。
そして「首長が選挙に関わって、本来の仕事をやっていない」
という批判も「卒原発」を錦の御旗とした事で
それがイコール、琵琶湖を抱える滋賀県自体のメリットとなり批判を交わす事が出来る。
また、その「卒原発」のみを前面に押し出した事で
(残りの5項目はどの党でも賛同出来る、当たり前の主張)
どの党でも合流する事が可能となる
「来る者は拒まず」党であるサインを送った。
雨後の筍のように湧いて出た新党達も
明らかに「日本維新の会」よりも「日本未来の党」の方が結集しやすい。
「第三極B」は真の「第三極」に近づいた。
何といっても
「脱原発」「卒原発」
は石原達の似非右翼を支持しない
ふつーの一般庶民の賛同を得易い、
そして本来「第三極」とはそういう存在である。
小沢一郎が裏に回った時の強さは誰もが知っている。
選挙巧者である彼から見たら、今の維新の会のやっている素人選挙なんぞ
「子供の遊び」であろう。
ただ問題は「金が無い」事。
「国民の生活が第一」はまだ政党助成金を受け取っていない、
今回の選挙資金、表も、そして裏も含めた必要な額をどこから持っているか?
そして、小沢なら「みんなの党」をもこのグループに引き込む、
というウルトラGをやりかねない。
マスコミもこれで日本維新の会ばかり注目・報道出来なくなってきたし、
さあさあ面白くなって参りましたよ~。