2011年は東日本大震災が起こったり
台風が次々日本列島を襲ったり
個人的にも父を亡くしたり、
と悲しい、辛い一年だった。
きっどさんだけでなく、日本中みんなが
この悲しみを忘れ去る、消し去る事は
そう簡単には出来そうにない。
でも消し去る事は出来なくても
一度リセットして、
イチからもう一度前を向いてスタートするチャンス
それが「年越し」であり、
「新年を迎える」って事ではないかと考える。
民族が違えども、宗教が違えども
新年は世界各地で祝福される。
(イスラム教や太陰暦では日は違うが)
天文学的には地球の公転軌道上で、昨年の元日をほぼ同じ場所に達したに過ぎない。
その基準日も人間が勝手に決めただけ。
それでも、基準日が別の日でも、世界中で必ず新年を祝うのは
人間には「気持ちを新たにしたい」という意思が備わっているからに違いない。
だから皆さん、年越しをしましょう。
そして来るべき新しい歳の訪れを祝いましょう。
それが「国民の祝日に関する法律」の「元日」に込められた真の意味だと理解した。
年越しにカウントダウンも良いけれど、
今年は是非「除夜の鐘」をオススメしたい。
このブログでも何度か紹介している通り
貴方のご近所のお寺さんで除夜の鐘をつかせてくれる所結構がある。
それが無理でも、23時50分頃になったらTVを消して耳を澄ませてみよう。
どこかから、きっと除夜の鐘の音が響いてくるから。
その108つの鐘の音と共に
2011年の嫌なこと、辛いこと、悲しいことを全て流し去ってしまおう。
新年を迎えたら、初詣に行こう!
きっどさんのように喪中の人が初詣が出来ないのは、
「死者は穢れている。近くに居た人も穢れているので神聖なる神様に近づいてはいけない」
なる神道の考え方によるものなので、
神社ではなく、お寺に参拝する事には何ら問題は無い。
仏教においては「死」は成仏、つまり仏様になられる事なのだ。
後は、残された者の気持ち次第。
ここで新たな気持ちで前を向こう、と思えたなら
初詣をして、初春を大いに祝うべきではないだろうか?
先日、井沢元彦氏の本をボロクソにこき下ろしたばかりだけど
やはり日本は言霊の国。
皆でお祝いして、皆で「良い年になる」と決めてしまえば
来る2012年平成24年はきっと素晴らしい一年になる、
そう確信している。
「良い年になりますように」ではない
我々が「良い年にする」のだ!
だからこそ、毎年この言葉に疑問を呈して封印してきたけど
災厄の2011年が終わりを迎えようとする大晦日だから敢えて言おう
「皆さん、良いお年を!!」