控訴審で指定弁護人側が提出した新証拠が全て不採用、
新たな証拠の取り調べがないまま即日結審だったから、
この結果は見えていた。
これでまた検察審査会制度の是非が問題になりそうだけど
０９年５月に拘束力が与えられてら、毎年年間２０００件以上が審査受理される中
強制起訴まで行ったのは９件しかないって事実をどう受け止めるか、
そしてその９事件の中に、何故今回の陸山会事件が入っているのかって事ですな。
この検察審査員については裁判所のＨＰでこんなＱ＆Ａが成されている。
Q. 法律や裁判のことを知らなくても，検察審査員として判断することができるのですか。
A. 法律の知識は必要ありません。ご自身の良識に基づいて判断していただければ結構です。
そして、そもそもが何故に検察が最初に不起訴にしたか？と言うのは
「全く無実（無罪じゃなく）と判断した」とか
「国家権力から圧力がった」とかじゃなく
たぶん殆どが
「公判が維持できない」
と考えたからだと想像出来る。
検察は勝てると確信出来ない裁判はしないから。
今回、東京地検特捜部は怨敵・小沢一郎を結局は裁判にかけたかったのか？どうなのか？
って事ですな。
虚偽捜査報告書問題もあって、
実は裏で「大久保・石川起訴、小沢不起訴」で手打ちになってたんじゃあないかと。
じゃあどの勢力が検察審査会を「起訴相当」にリードしたのか？
虚偽捜査報告書問題で、
石川知裕の取り調べ責任者であった田代政弘検事（当時）も不起訴処分、
「個人の記憶の混同」と検察の組織的犯行は完全に否定されてしまった。
現在の最高裁への上告も厳しい状況では
何もかもか闇に葬られたまま。
これでは本来の「検察審査会制度」が活かされていないどころか
反対に悪用されているとしか言えない。
