平重盛は万里小路藤房、楠木正成と共に
「日本三忠臣」
と呼ばれている。
この忠臣とは将軍や殿様へではなく
「王家」に対するモノですな。
この点では、正しいネトウヨ達は
ＮＨＫ大河ドラマ「平清盛」をみて
もっと重盛を評価すべきですな。
きっどさんは、そんな右翼的な思想は置いといて、
重盛という人物は、このドラマで描かれているよりずっと優秀な人物ではなかったか？
と思っている。
実際、平家が滅亡したのは清盛の死ではなく
重盛が亡くなった事が引き金を引いたとも言われたりするし。
後白河法皇派とも言われるのは、その姻戚関係だけではなく
その温厚・誠実な性格により、あの後白河でさえ信頼した、って事だもんな。
本田宗一郎には藤沢武夫が
井深大には盛田昭夫が居た様に
「株式会社平家」には野心家のオーナー社長清盛の傍に
実直で信任厚い、重盛が不可欠だった。
これは秀吉よりも先に秀長が亡くなってしまった
「株式会社豊臣」にも同じ事が言える。
「治承三年の政変」で得た政治の頂は
滅亡へのカウントダウンであると、この時は気づかずに。
