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《解説編》意味がわかると怖いコピペ631 「聖徳太子の地球儀」

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兵庫県太子町の斑鳩寺に伝わるソフトボール大の地球儀。
正式には「地中石」と呼ばれている。

『特命リサーチ200X』で取り上げられて、材質を分析した結果
石灰や海藻糊であることがわかっている。
この漆喰に海藻糊を混ぜる技法は戦国時代以降の日本に特有のものである。
また表面に書かれた「墨瓦臘泥加(メガラニカ)」(伝説の南方大陸)文字
から17世紀以降である事が有力視されている。
江戸時代の目録「常什物帳」には既に「地中石」の名前があるので
江戸時代中頃に製作されたものと思われる。

問題はこの地球儀に
「ムー大陸」らしき物が書かれている事。
ムー大陸の初出は、ジェームズ・チャーチワード の
『失われたムー大陸』(1931年)である。

しかし実際はこれはムー大陸ではなく
地球儀がソフトボール大と小さいので
フィリピン、インドネシアの島々の一部
実際よりも東に移動さて、いっしょくたひとつに固めてしまった物。
つまり製造者の腕がないのか、邪魔くさかった、
だけちゅー話ですな。

南極大陸にしても、当時から
「あーあそこにも大陸くらいあるやろ」
と架空の大陸を書くことが常道で
それが「墨瓦臘泥加(メガラニカ)」
だった訳ですな。

職人がてきとーにええ加減なモンを作っただけなのに
「聖徳太子ブランド」が勝手に一人歩きした、
って物です。


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